白あり防除はプロにお任せ! 専門家が床下診断・対処法をご提案
住宅の安全を脅かす静かに忍びよる恐ろしいシロアリ
(公社)日本しろあり対策協会の調べでは、全国の戸建て住宅の約35%がシロアリの被害にあっています。また、1995年の阪神大震災では、シロアリの被害を受けた住宅ほど倒壊率が高かったという調査結果も報告されています。そして、近年では住宅の高気密・高断熱化、地球の温暖化も影響し、シロアリの生息域も北上し住宅に侵入する好条件が整ってきています。私たちが棲み易い環境は、シロアリも同じく繁殖しやすい環境であると言えます。また、シロアリも年々生態が変わって来ているように思えます。環境・気候変動に対応したシロアリは、木造住宅の安全にとって重大な脅威と言えます。
身近に潜むシロアリ!! あなたの家もターゲット!
建築物を加害するシロアリは、主にヤマトシロアリとイエシロアリです。ヤマトシロアリは北海道北部を除くほぼ日本全土に分布。イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域、四国、九州に多く生息しています。 山形県庄内地方のシロアリは、すべてがヤマトシロアリとなります。
【ヤマトシロアリの特徴】
① 洗面所、浴室等水廻り周辺の湿気が多い床下に生息します。
② 常に湿った木材に生息し、湿度の高い梅雨前後に活発に活動します。
③ 4~5月頃の昼前に生息場所内の数%の羽アリが一斉に郡飛します。
④ 体長は4~8mm位で体は黒褐色で、羽根は暗褐色で半透明です。
突然現れる多数の羽アリ!! シロアリ?
シロアリは1年に1度、群飛を行い、新しい成虫(羽アリ)が巣から飛び出します。みなさんがシロアリの被害に気づかれるのはおそらくこの時期がほとんどでしょう。しかし、実際にはこの時にはすでにコロニ-は成長し、住宅に被害を受けていると言えます。また、群飛が終わったので安心と思われがちですが、シッカリ働きアリはその場に留まり木材を食べています。そして、シロアリの羽アリをアリの羽アリと見誤る方も多く、被害が進行してしまうケ-スが多々あります。判断に悩んでしまった時は、まずは専門家の判断を仰ぐ事が安心に繋がります。 また、シロアリは1年を通して、地中から蟻道と言うトンネル状の道を作り、土台等の木材に侵入して来ます。そして、木材を食害しながらコロニーを形成し増殖して行きます。羽ありが発生するのはかなり増殖し、30,000匹を超えた成熟したコロニーであると言えます。 【羽アリ群飛】4月~6月 *1回~複数回(複数回ほど被害甚大な傾向) *市販殺虫剤での処理は1次的であり、根本のシロアリのコロニーを壊滅させる事が駆除となります。
アリの侵入・被害が急増しています!! アリも放っておけない生き物に!
アリ類は不快害虫の一つですが、近年アリ類の相談が急増しています。ホームセンタ-・ドラッグストアには多数のアリ駆除剤が並ぶ状態で、かなり住宅へ侵入していると思われます。屋外では、住宅基礎コンクリ-トの根元・コンクリ-トの亀裂・アスファルト際などに営巣しています。、屋内では湿気が高くなりそうな場所や台所・浴室の隙間や亀裂からの侵入、窓・床下からの侵入など様々です。雨漏りなどがあると外壁・天井裏にまで営巣するケ-スもあります。ただ、侵入箇所・営巣場所を特定するのが非常に難しい場合もあり、制御するのが難しい難敵です。また、シロアリと同様に湿気を好み羽アリも発生しますので、シロアリと区別し対処する事が重要です。また、シロアリと同居してる場合もありますので注意が必要です。
【羽アリ群飛】4月~10月 * 不特定で年に数回